2020.01.18

換気扇の収集家!(日経の記事より)

最新のニュースはたいてい、ネットで知る。

でも新聞を変わらず読んでいるのは、

日経の文化欄の捨てがたさも一因。

2020年1月15日朝刊の文化欄は

「換気扇が大好きで収集し、研究している人」だった。

冒頭から素晴らしい。

子供のころからプロペラが大好きで(これはよくある)

毎日自宅で眺められるプロペラとして換気扇に夢中になり

お年玉で毎年、新しい換気扇を買うようになったという。

驚きだ。

そんな小学生、かなりのレアキャラ。

かくして、いっときは300台の換気扇を収集していたという。

そこから換気扇の進化の変遷や、メーカー各社の特徴、

何十年も壊れない換気扇の素晴らしき技術力と

話が展開していた。

 

普段は鍼灸院を営んでいらっしゃるそうだ。

このような市井の人がいるのは大変面白い。

私のように、あっけにとられる読者もいるだろうし、

「同好の士がみつかった!」と歓喜する人もいるのかもしれない。

 

よくこんな人を見つけてくるなと思う。

こういう記事があるので新聞はやめられない。

 

 

 

 

 

 

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2020.01.15

2020年の私

毎年恒例になってきてる、年始の宣言。

 

数年前から新しい仕事を始めています。

だからでしょうか、

一昨年も昨年も、チャレンジングな気持ちでした。

 

でも今年2020年は

「地に足つけて」頑張ります。

一足飛びにやろうとしないで

目の前の一歩をしっかりと。

 

自分の足跡を確かめながら

「これでいいんだ」と思いながら進みたい。

 

それから家族を大事にしたい。

子供たちも大きくなっていき、

それぞれの時間を過ごすようになってきたけれど

だからこそ結びつきを大切にし

家庭が心落ち着く場所であるようにしたい。

 

今年の1月上旬は、

やらなきゃいけないことに目をつぶって

のんびり過ごしました。

ここからゆっくり起き上がります。

 

皆様もご健康に、そして楽しくお過ごしください。

 

2020年1月

Nolly Chang

 

 

 

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2019.12.25

映画「家族を想うとき」

映画「家族を想うとき」を見ました。

見終わった直後は「なんてひどい終わり方!」と憤慨。

嫌な予感しかしない後味の悪さにショックをうけ、

暗い気持ちになりました。

 

ですが数日すると、映画のことを考え続けている自分がいました。

 

この映画、「個人事業主」として「宅配ドライバー」になった父親が

豊かになるどころかどんどん追い詰められていきます。

訪問介護の仕事をしている妻も疲れがたまり、

高校生の長男は問題ばかりおこし

小学生の娘は寂しく過ごしている。

家族のために働いているのに、どんどん悪いほうへ転がる。

とてもつらい。

 

けれどこれは今の日本でも同じなんです。

かつて企業は正社員ではなく、派遣などの非正規雇用を増やしました。

非正規ならば簡単にクビにできるし、

昇給も約束せず、福利厚生も与えず、退職金も払わなくていい。

けれど非正規雇用の人にも同一労働同一賃金の適用や、

一定年数たったら正社員登用することが必要になった今、

企業は雇用をやめて「個人事業主」との業務提携にシフトしました。

 

企業に雇用されたドライバーならば、

配送の車も情報端末も会社が用意するし

ドライバーが有給休暇をとることを認めなくてはいけない。

けれど「個人事業主」のドライバーは、自分で車を購入し、

ガソリン代も駐車料金も払い、

休みたいときは代用の人を自分で手配しないといけない。

でなければ罰金です。(映画ではそうなっていました)

 

「個人事業主」には裁量があるようにみせかけて

実際は保証を与えずに責任だけを押し付けている。

企業にとって都合のいいコマだ。

個人は今、猛烈に搾取されているのだ。

 

こんな社会の仕組みの中、犠牲になっていく自分、家族、友人。

明るい未来って本当にあるんでしょうか。

私たちはもっと怒っていい。

こんなの間違っていると。

 

そんなことをずっと考えています。

そしていろんなひとにこの映画を見てほしいと。

 

さてこの映画の原題は「Sorry We Missed You」です。

これは宅配時の不在連絡票の決まり文句のようです。

日本でも「お荷物をお届けに参りましたが、ご不在でした」などと書いてあるアレです。

だとすると……

「家族を想うとき」という邦題は、ヒューマンな感動モノを連想させるので

私だったら、違うタイトルにします。

不在連絡票の定型文になぞらえると

「幸福を届けに伺いましたが家族はバラバラでした。

そのうえ届けようとした幸福もどこかに落としてしまいました」

みたいな映画なので、

ずばり「幸福の不在」とか

「幸福は届かない」というタイトルのほうがあっている気がします。

 

厳しい映画ですが、だからこそ見てほしい作品です。

 

今年も残すところあとわずか。

よいお年を。

Nolly  Chang

 

 

 

 

 

 

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2019.09.22

本「噛みあわない会話と、ある過去について」辻村深月著

血は流れない。

幽霊も心霊も出ない。

けれどこれはホラー小説だと思う。

 

辻村深月著「噛みあわない会話と、ある過去について」は

4つの短編で構成されている。

基本は、ある過去の事実について

当事者同士が違った記憶をもっていたり、意見を持っていること。

 

とくに「パッとしない子」「早穂とゆかり」は怖かった。

 

私は過去、誰かを意図的に傷つけたこともあるし、

意図せず傷つけてしまったこともある。

けれど、無自覚に誰かを傷つけ、そのことに気づかないままであることのほうが

実は圧倒的に多いのではないか。

または、誰かを傷つけた自覚があったとしても

自分で自分に免罪符をあたえてしまい、

相手に許される前に、自分に赦しを与えてしまっているかもしれない。

記憶は捏造される。

自分に都合のいいように。

 

ある日、無自覚に傷つけた相手に出会い、

どれだけ傷ついたか突きつけられる。

もしかすると、自分にも起きるかもしれないこと。

 

誠実に生きていきたいと、今は心から願うけど。

 

ぜひ読んでみてほしい一冊です。

 

辻村深月著「噛みあわない会話と、ある過去について」

 

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2019.05.10

原寮 「それまでの明日」

原寮(りょうは、うかんむりを取る)の

探偵沢崎シリーズの最新刊が2018年に出ていた!!

知らなかったでは済まされない、遅くなったけど読む。

 

あーーー

やっぱり日本のハードボイルド小説は原寮が頂点だ。

 

Nolly Changのハードボイルド小説は

ダシール・ハメット「マルタの鷹」が原点で、

こんな小説を日本を舞台にした日本語で読めたらと思っていた時に

原寮の小説に出会った。

それからもう25年ぐらいたつのかな……

いまだに原寮を超えるハードボイルド小説はない。

ただの好みで言っているのだけど。

 

私立探偵・沢崎のキャラクターも

ストーリーの運びも、

私の求めるハードボイルド小説だ。

 

今回もある依頼を受けて行動すると

思いがけぬ事件に巻き込まれる。

沢崎は騒がず慌てず、状況を受け入れ客観的に観察し

何をすべきか

何を言って何を黙っているべきか判断し

推測し行動する。

群れないし慣れ親しまないのに

なぜか人間味があり

人を惹きつけ、信用される。

 

相変わらずの沢崎にまた出会うことができて良かった。

清和会の橋爪や相良、新宿署の錦織も登場。

ラストのエピソードに

なぜこの小説のタイトルが「それまでの明日」なのか考え

心がざわつく。

だが新宿に「渡辺探偵事務所」がある世界はちゃんと続いている。

そしてこれからも続く。

 

いまだ携帯をもたず、たばこを吸い続ける

時代遅れの探偵にはまだまだ活躍してほしい。

 

巻末にあった著者近影は、

以前、日経新聞夕刊にのっていた写真より

ほっそりとそぎ落とされた印象。

これからも期待して待っています!

 

 

「それまでの明日」原りょう

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2019.04.17

10年ごとの断捨離

久しぶりに断捨離をしたら

30代の頃は捨てられなかったものをまとめて処分できた。

 

むしろ、30代のころ捨てられなかったものを

捨てたくなったから始めた断捨離だった。

 

10年ほど前、近藤麻理恵さんの

「人生がときめく片付けの魔法」を読んで

たくさんのものを整理したのだけれど、

そのときはまだ「捨てたくない」と思った物たち、

ときめきがあったモノたち。

 

10年たったら、もうときめきはなく

むしろきちんと整理して処分したいと言う気持ちになっていて

時の流れを感じた。

 

思い出は大事。

でも記憶の中で十分で、物は必要なくなった。

 

処分したらスッキリした!

今の私に必要な物、

これからの私に必要な物は別にある。

 

一方で、30代のころも40代の今も

まだ捨てられないものがある。

 

でも50代になったら変わるかもしれない。

60代になったら変わるかもしれない。

 

断捨離は10年ぐらいのスパンで継続していく。

 

ときめくものは変わっていく。

今と未来を大切に。

 

Nolly Chang

 

 

 

 

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2019.01.04

2019年の私

2019年 あけましておめでとうございます。

毎年恒例、今年の抱負を語ります!

あらためて
2017年の私、2018年の私と、
過去の投稿を読み直してみました。

2018年の記事には
「走り出す時」とありました。

そう、走り出してみた。
でも上手く走れなかった……

人生思い通りには進まない


けれど2019年も私はあきらめない!

むしろ今年は「レボルーション!」


逆境に負けない。
ひっくり返す
逆転する。


このままで終わってたまるか
あきらめてたまるか

ここまでやってきたことを大切に

自尊心を大切に


自分を信じてもう一度!

そんな1年のスタートです。


皆さまにも健康とご多幸をお祈りしています。

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2018.10.03

「カーネーション」再放送で、子供の褒め方を考えた

NHKの朝ドラ「カーネーション」が夕方に再放送されている。
2011年に放送されたとき、とても感動して
これはすごい作品だ!と思ったので、
今回の再放送も録画してコツコツみている。


先日、三女がテニスをやめて洋裁を始めると宣言。
それまで洋裁はおろかデザイン画すら描いたことなかったのに
なぜ?と主人公の糸子が問うと
「もう、さみしい」と三女は涙ぐんだ。

三女はテニスが得意で
高校生のときに全国大会で優勝、日本一になった。
姉たちも祖母も
お店の従業員も近所の人も
三女を大いに褒めたたえる。
でも母親の糸子はテニスに興味がなく
おざなりな褒め方で、すぐに洋裁の仕事に戻ってしまう。

そんなシーンが、
テニスの市の大会、大阪の大会……と
回を重ねて描かれてきた。

三女は優勝してもみんなに褒められても
お母ちゃんに褒められないのでずっと寂しそうだった。

そして全国大会で優勝した後、
母親の前で淋しい気持ちがあふれた。
「もう、さみしい」


三女が洋裁の道に進むのは
母親に見てほしいから
褒められたいから。
そのためにはテニスではなく、洋裁をしなければ
母は自分をみてくれない。


この流れ、このシーン、
母親としては考えさせられた。


もしテニスでの偉業をもっと褒めていたら
三女はテニスを続けて
世界で活躍するテニス選手になっていたかもしれない。


子供は母親に褒められる生き方を
本能のように選んでしまうのだろうか。

よく「子供を褒めて育てよう」と聞くけど
私の褒め方は、偏っていないだろうか?

私にとって関心が薄いことでも
十分ほめるべきことを、見逃したりしていないか?

私の期待に応えたときだけ褒めていないか?

偏った褒め方をして
いつのまにか子供の生き方を誘導していないか?

とても不安になる。


三女のモデルとなったコシノミチコさんは
本当にテニスで全国優勝したそうだ。(wikipedia情報)
けれどその後デザイナーになって成功した。
デザイナーとしても才能があったのだろうし、
才能が花開く環境にも恵まれていた。

一流のデザイナーになったのだから良かったじゃないかと
思う人もいるだろうし、私もそうだけど
もしテニスを続けていたら?とも思ってしまう。

できるだけフラットに
子供を褒めていこう。
私が気づかない、子供たちの美点を
周りの誰かに教えてもらおう。

もしくは
私にはわからなくて褒められないことでも
自分がやりたいならやりなさいと伝えておこう。

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2018.02.24

「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子著

久しぶりに幸福な読書体験を味わう。

55歳で小説教室に通い始め、8年後に書いた本作で
第54回文藝賞受賞、第158回芥川賞受賞。

その経歴だけでも、
人間何歳からだって始められるし
人生は面白いとワクワクする。

しかしもっと面白いのがこの小説。

夫を亡くし、子供たちとも疎遠になり
たった一人で暮らす老女・桃子さんの頭の中を描いている。

過去を思い出し、なつかしみ、
これからのことを考えたりする。

ただそれだけなのに、
東北弁のもつ懐かしさと力強さが味わい深く、
どんどん切り替わり、あふれだす思考が、
まるで場面転換のようになっていて
桃子さんの暮らす団地の一室から
思考も場面もどんどん飛び立っていく。


桃子さんがたどり着いた
圧倒的自由と 賑やかな孤独
とはよく言ったものだ。

一人で老い、一人で生きていく
その淋しさと
なんの束縛もない解放感
老いてなお、いや老いてこそあふれ出す想い。


私は親のことを考えた。
自分が老いたときのことも考えた。

ときどきスーパーで見かける、
独り言がとまらない老女のことを考えた。


「おらおらでひとりいぐも」のラストは
孤独の中でたくましく生きている桃子さんに
とてもやさしいシーンとなっていて、私、落涙。


読んでみてほしい小説。


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2018.01.04

2018年の私

2018年になりました!

最近はちっともブログを更新していませんが
このブログは私にとって大切な場所です。

そっと、ゆっくりと続けていきたい。


さて、2018年。

今年は「走り出すとき」


過去記事にも書きましたが、
一昨年、昨年と、思うようにならぬ日々がありました。

けれど今年は
やりたいことを思い切りやる。


目的地を定め、
エネルギーもチャージした。

あとは走り出すだけ!


そんな年明けです。


みなさまの想いも叶いますように。

今年もどうぞよろしく!


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