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2004.04.11

長生きリスクで考える年金

週間!木村剛で、私のトラックバックに木村さんがコメントをくれました! 皆さんから年金について反響があったから、再度年金について論を展開している木村さんですが、わたしのトラックバックも、木村さんのブログに対する想いをさらにかきたてたのかと思うと嬉しくてたまりません。わたしも木村さんに応えるべく、自分自身は年金をどう思うか考えてみたいと思います。
(しかし、いかんせん、子持ちのワーキングマザー。更新が遅れております・・)


FPの人がすすめるような、人生のキャッシュフロー表を、適当にですがイメージしてみました。
我が家は、夫がまっとうな勤め人で、わたしもけっこうな高給取りで、貯蓄もあるほうだと思います。しかしながら第2子出産後はスムーズに仕事復帰できるかはわからないし、夫の収入だけで子供の教育費や住宅資金を捻出しなくてはならなくなる可能性もあります。そうなったら今のように貯蓄はできないし、貯蓄を切り崩すことも出てくると思います。

そして迎える老後。

夫が定年退職したあと、夫婦の生活はどうなるのか?
とりあえず子供たちは経済的に独立すると仮定して、退職後の資金繰り(インフロー)を考えると・・・
① 年金で生活
② 貯蓄を切り崩して生活
③ 利息や配当収入、賃貸収入で生活
④ 子供から資金援助してもらう
が、考えられます。

④はできれば避けたい話。
②は長生きすると大変。
③はそれ相応の資金と、マーケット状況がよくないと無理な話。アメリカでは③を当てにする人が多いと聞きますが、やっぱり10年もの国債の金利が1%台(昨年なんか0.4%台もあった)日本では、まだ難しいように思います。

そうするとやっぱり、生きてる限りもらえる①年金があれば、心強いと思ってしまいます。

思い出すのは1997年ごろのシンガポールのマクドナルドの光景。
カウンターで注文を受ける人がヨボヨボ・シワシワのおばあちゃんなの!スマイルは0円でもいらないよ~~~っていう感じのおばあちゃんたちなの!(失礼でごめんなさい)
シンガポールはその当時で建国30年そこらの若い国であったため、年金制度(CPFという)も30年未満の状態。
働き盛りをシンガポール建国・CPF制度設立前に過ごしてしまった世代は、働き続けないと収入がなくなるような環境下にあったというのが、マクドナルドのおばあちゃん従業員を生んだようです。事情が呑み込めてもやっぱりその光景は異様でしたね。

話を日本に戻しますが、やはり日本の年金制度が現在は”終身”であることがもっとも重要なインセンティブだと思います。
年金の話をすると、「払った分だけ戻ってくるのか?」という視点で語られることがありますが、長生きすれば戻ってくるというふうに考えます。(アバウトすぎですか・・?)
長生きしたときに、貯蓄の残額を気にしながら生きていくより、少額でも年金という収入を得ていたいです。70歳でマクドナルドのバイトはできないわ、私は。
逆に、自営業で生涯現役予定の人や、地主など将来にわたる一定の収入が見込める人、遺伝的に長生きを諦めてる人(ごめんね!)なんかは脱退しちゃってもいいのかも。
必要を感じる人だけ、年金の義務と権利を背負っていけばいいように思いました。
私は背負います。

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Comments

「長生きすれば戻ってくる」
という現制度が、何十年後にも存在しているのか?
が問題ですね。

その「戻ってくる分」が、
「払ったお金を運用して得た利益」
であるならば、問題が生じるはずは無いのですが。

政治家や官僚の「問題先送り、現状維持能力」
の高さを見れば、年金制度が名実ともに破綻して、
払った分チャラになってしまう、
なんてことは無いのでしょうが、
制度の歪みから出るツケは、
後の世代に確実に蓄積され続けちゃいますね。

Posted by: とおりすがり | 2004.05.05 at 06:07 PM

コメントありがとうございます。そうですね、公的年金制度そのものが完全に破綻してしまう可能性もありますね。しかし、”終身”じゃなかったら、私はさっさと脱退したいです。

後の世代にツケをまわす今の制度だと、後の世代が反乱を起こすんでしょうね。そのとき私はちゃんと生活できる老人になっているか?年金以外のフローがもてるように資産を構築しなくてはとつくづく思います。

Posted by: Nolly Chang | 2004.05.07 at 08:23 PM

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