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2004.08.27

「中二階」ニコルソン・ベイカー

新婚当初に夫に薦められて読んだ。途中で何度も投げ出しそうになったけれど、新婚だったので、夫のために頑張って読んだ。
つまらないっていうか、くだらないっていうか、いや、そこがいいっていうか、要はね、ある男の靴紐が切れたんです。だから昼休みに靴紐を買いに行くんです。それだけの話。終わり。
でもその間にいろいろ考えるんですね、この男は。人生のむなしさとか、人を愛することの素晴らしさとか・・・じゃなくて。
近所の店のドリンクについてくるストローがかわって、ストローが浮いてきちゃうことや、
昼休み直前にトイレにたつのは、早目の昼休みなのか、就業時間とみなせるのかとか、
会社のトイレからペーパータオルが無くなって、送風で手を乾かす機械が置かれたことで、どれだけ不便かとか、
そういったことを真剣に考察するわけです。
「トリビアの種」って感じです。まだ3分咲きぐらいの。
最初、読んでてものすごくつらかったけど、そのうち、「あぁ。それは私も考えたことあるよ」と妙に共感もしちゃって、何とか読み終えました。
その後、私たち夫婦の間では、「ニコルソン・ベイカー的には・・・。」という枕詞でいろんなくだらんことの考察が流行りました。
一番議論を巻き起こしたのは、ウォッシュレットの使用方法について。
「中二階」で、トイレのあと、送風機で手を乾かしてもやっぱりペーパーで手をぬぐいたい話がでてくるけど、トイレで大をしたあとに、ウォッシュレットで洗って、乾燥ボタンを押すだけで下着をはける人はいるかどうか、意見が分かれた。夫は、100%の人が、紙で拭いて最終確認をするはずだといい、私は、いや、ウォッシュレットだけで十分きれいになると経験的に知った人の中には、紙を使わないひとも出てくるはずだと主張。夫は、「まさか君も・・・・・。」「いえいえ、私は紙で確認するけど、広い世の中にはってことよ。」「いや、いるわけない」と、議論は平行線をたどり、そのほかにもたくさんの「ニコルソン・ベイカー的な」話題で大いに盛り上がり、結婚3年、子供が2人よ。

恋人でも夫婦でも、最近どうも会話が少なくなったかな・・という人に、オススメの1冊ですかね。

「中二階」ニコルソン・ベイカー

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