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2004.11.01

「新撰組!」決戦、油小路

いやー昨日のNHK大河ドラマ「新撰組!」はよかったです。

近藤勇がなにゆえ「人物」なのか、最近の回では描かれているけど、昨日は圧巻でした。
伊東甲子太郎が、近藤のことを目を見開いて見つめていて、始めて近藤勇という男のすごさに触れたようになっていたけど、あのときの伊東甲子太郎はまるでTVの前の私。

近藤勇って、「国を思う気持ち」はあるんだけど、国がどうなっていけばいいのか、そのために自分はどうするべきかはあまりわかってなくて、とりあえず、政治の中心にいる”武士”にならなくては・・・って必死だった。でもついに直参・旗本になって、ようやく「この国の未来・自分の理想」を語るに至った・・・ように思った。

そうか、近藤、君はそんなふうに考えていたんだね。

あのときの伊東甲子太郎は、頭を何度も殴られるようなショックをうけたと思う。それぐらい、これでもかこれでもかと、近藤勇の人物の大きさを描いていました。

そして、また鍬次郎よ。えええ!と思ってハラハラした。
ほぼ日TVガイドでは、鍬次郎がメガネのオカッパ(武田観流斎)を襲ったときに、「上の意思が伝わっていない、組織が悪い、上司が悪い、鍬次郎はどこの組だ?」となっていましたが、それは違うと思う。
鍬次郎の暴走は、暴走でない。時代が混沌としていたことと、彼自身もなんとか上にあがろうと野心を燃やしているだけなのだ。
鍬次郎の上司にあたる沖田が病床であるかどうかは無関係で、多分、幕末のあの時代、いったい誰が敵で誰が同同志かなんてまったくわからなくて、皆自分の信じるところで、斬って進んでいたのだ。
それは前回の「龍馬暗殺」でよくわかったけど、坂本龍馬が近藤勇にとって突然、助けるべき人物にかわる。それを組織の隅々にまで伝えるなんてできないのだ。タテマエもあるだろうし、伝達のスピードも追いつかない。
土方が、「若い奴を責めるな」という言葉は、そういうことだったんだと思う。

三谷幸喜は伊東甲子太郎にも、すごく華をもたせましたね。
伊東も平助をきちんと想っていたこと。ないがしろにしていたのではない、ちゃんと想って配慮していたのだと描いた。
そして、伊東の「大開国論」は、きちんと大久保の手に渡った。伊東の国を想う気持ちも必ず報われると思わせるように・・・。

ああ、堪能。

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