「ハウルの動く城」
宮崎アニメはやっぱり登場人物がいいです。今回は、荒地の魔女、犬のヒン、マルクル少年、火の悪魔カルシファーにたまらなくニヤリとさせられました。
毒気の抜けた荒地の魔女の可愛らしさ。愛嬌たっぷりのヒン。おじいさんの変装をした時のマルクルの声の幼さ。そしてカルシファーの動作は見ているだけで楽しい。
ハウルの部屋もよかった!魔法使いの部屋ってこうなってるんだーと嬉しくなった。
お城の模様替えをするときのハウルの魔法もよかった。ワクワクする。
この映画、マスコミにはあまり評判がよくないらしい。「もののけ姫」「千と千博の神隠し」に比べると物語が単純すぎることと、メッセージ性が乏しいということが原因のようなのだが・・・。
いいじゃあないですか。
今の世の中、小説よりも残酷でひどい現実がたくさん起きているのだ。
現実よりも、単純でハッピーで素敵なフィクションを求めて何がいけないの?
映画にいつもメッセージ性を求める必要もない。
戦争はよくない。
自然は美しい。
愛は素晴らしい力だ。
これで十分ですよ。そして「ハウルの動く城」はとても楽しく面白い映画なのです。That's all !
少し付け加えて、宮崎作品(もののけ姫、千と千尋の神隠し、ハウルの動く城)について思うことを書いておきたい。
悪いものの象徴としてドス黒い膿のような表現がいつも使われるが、あれは人間の強欲や嫉妬、憎悪などの醜い感情の象徴のように思う。悪魔がいるのではなく、醜く汚く黒い感情が悪であり、人を苦しめるのだ。
そして3作品に共通することは、人は守りたいもの(=助けたいもの)をもつことが大切だということ。
とにかくハウルはとても楽しかった。
そうそう、木村拓哉のハウル役(声)も、よかったと思いますよ。映画「2046」のモノローグよりずっとよかったと思いました。



Comments
トラバありがとうございます。うちのメーリングリストにシングルマザーの方もおりまして、何かとご苦労は多いようです。
こちらからも逆トラバさせていただきますね。
Posted by: 新宿です | 2005.01.14 at 03:00 PM
新宿さん、こんにちわ。
新宿さんのブログは独身社会人MLというので私はどうかな?と思いましたが、以前「2046」のレビューを書いたときにTBしていただいたので、今回はこちらからさせていただきました。
これから40年か、50年ぐらいたって夫が老衰で先に逝きましたら、私も晴れて独身者としてお仲間に入れてください。
Posted by: Nolly Chang | 2005.01.15 at 11:56 PM
私も「ハウルの動く城」を観ました。私は素晴らしい映画と思ったのですが、世間の反応は冷たいですね。「宮崎さんらしくない」という言葉をよく聞きますが、私はソフィーやハウルはとても宮崎さんらしいキャラクターだと思います。原作があったとしても、原作より、ソフィーが活発でハウルも面白い。魔女もマルクルもカルも。
ハウルがソフィーを守るシーンも、とてもいいなと思いました。心が温まってくるような。ラストに近くなるに連れ、アットホームな雰囲気が強くなっていったように思います。家族って良いな、と感じました。
色々な意見を持った方がおられますが、私は断然をすすめる派です。
Posted by: りえ | 2005.01.30 at 09:15 PM
りえさん、こんにちわ!
「ハウル」いいですよねぇ。
宮崎監督らしいからしくないか、なんてどうでもいい。
楽しくて面白くて、見終わった後にすがすがしい気持ちになれる映画ってだけで、もう十分に素晴らしいと思います。
Posted by: Nolly Chang | 2005.01.31 at 01:19 PM