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2005.06.27

「VERY」10周年、サロネーゼに極まれリ

雑誌「VERY」が10周年なんだそうだ。
残り少なくなっていた雑誌を思わず買ってしまう。

「シロガネーゼ」「アシヤレーヌ」など、高級感のあるダジャレみたいなネーミングを世の中に提供してきたVERY。最近は読んでいなかったので知らなかったけど、今、打ち出している言葉は「サロネーゼ」だそうな。

サロネーゼ。

自宅でサロンを主催するミセス。

サロネーゼ。

とっても素敵で広い自宅にて、サロンを主催するミセス。

サロネーゼ。

とっても素敵で広い自宅にて、趣味が高じてサロンを主催するミセス。


いやー、素晴らしいですね。
何がって、旦那様か自分のご実家が財力をお持ちで、故に自宅が都心にありながら大邸宅なのです。家具もテイストにあわせて揃えているのです。そんなお家を、家族だけで楽しむのももったいないのです。
そういえば、自分は趣味で始めたことがすっかりプロ並みになってしまっている。
自分に憧れている友人もいる。
じゃあ何なら、家を開放するので、皆さんにも教えてあげようかしら。
レクチャーのあとは、皆さんでお茶をしながらお話するのも楽しそうだし。

サロネーゼには、彼女たちが持つスペックの凄さを一言で表している強烈さがあります。

でもそれだけではない。

以前、このブログ内で、雑誌「VERY」の存在理由というコラムを書きました。
VERYは、勝ち犬の中の勝ち組。
既婚・子持ちで、世間体という土俵で勝ちを決めておいて、なおかつ気ままで優雅な独身女性の消費生活も味わっているという、東京負け犬シティーに一石を投じる雑誌なのでした。

そして、この「サロネーゼ」で、負け犬女性が唯一死守していた「私は経済的に自立している」というプライドまで打ち砕いてしまったわけです。

ご丁寧に、サロンを開き、講演もこなしている元アイドルの1ヶ月の収支まで紹介されていました。
なんと1ヶ月の売り上げは2000万~2400万!
人件費、仕入れ代、家賃などが1000万~1200万。
つまり、営業収益は月1000万以上の黒字でっせ。

これに太刀打ちできる独身負け犬キャリア(品種名ヨークシャー・キャリア)は何人いるというのか?!

驚きです。

VERYは、TKO(テクニカル・ノック・アウト)みたいな勝利は望んでいないのです。完全勝利あるのみです。


でもさ~、一番打ちのめされてるのは、
夜遊びやら、話題の店やらに興じることもできず、
会社のあとは保育園にお迎え直行し、家事と育児と仕事でヘトヘトになってる、
負け犬にも、VERYにも、どちらのいいとこもない、私なんだなぁ・・・。

とほほ。

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2005.06.18

「ミリオンダラー・ベイビー」映画

とても悲しい映画だった。

フランキー(クリント・イーストウッド)は最初から最後まで

Don't ask me.

といい続ける。

俺に質問するな、いうとおりにやれ、と。

そして最後の  Don't ask me.   

ask には、質問するという意味以外にも、依頼するという意味がある。

Don't ask me.

なんて悲しい言葉だろう。

シンプルな映画で、だからこそ切なく悲しかった。
ギターの音色は、涙を誘うし、やさしい慰めのようでもある。


この映画を見て、うんと悲しくなってしまった人のために、今日のブログを贈る。


Mr.スクラップ(モーガン・フリーマン)に、思いがけない110回目が訪れたことや、
なんちゃってボクサーのデンジャーが、この映画に配置された意味を考えれば、
この悲しい結末にも、観客はなんらかの癒しを感じてよいのではないか。
絶望ではなく、いつか救いがやってくると、未来を信じてもいいのではないか。


私は、涙を流しながら、そう思って映画館を出た。


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2005.06.11

映画「電車男」

昨年は「セカチュー」ブームに乗れなかった私ですが、今年は「電車男」ブームに思い切り乗りますよー!

「セカチュー」はね、本に感動できなかったのです。私って冷たい人間なのかも。

でも「電車男」は本読んでハマりました。萌える!という感覚がわかりました。独特の臨場感にワクワクドキドキでした。
そんなわけで、映画も見に行ってみました。

映画版は本(というかログ?)とは違う部分がだいぶありました。映画のほうは過去ログをもとにしたドキュメンタリーではなくて、フィクションの要素強し。山アリ谷アリ、どしゃぶりアリの恋物語に仕上がっています。

カテゴリ的には恋愛映画なんでしょうが、この映画で恋愛を語るのは映画論として方向が間違っているような気がします。

面白かったのは、主人公の山田孝之くんのダメっぷり。おたく姿のときはかなりヤバイ雰囲気でした。その後イメチェンしても、やっぱりダメ男ぶり満載で、決してかっこよい男じゃない。背筋丸まってて、やたらに噛む。(どもる)。
山田孝之くんのファンはちょっとがっかりするんじゃないかしら?と心配になるぐらい、かっこ悪い男でした。
でも応援したくなるんだけどね。

瑛太のひきこもりオタク姿も、相当ヤバイです。スウェットに白いソックス姿が異様な情けなさです。

岡田義徳のlove&peaceなロン毛姿も、似合っててやばい。

みんなもう全然かっこよくない。すごい格好させられてる。
ジャニーズから出演者がいないわけだよ、こりゃ。

そうそう、キャストのエンドロールに「木村剛」という名前があって、ええ!ゴーログの木村剛さん?たしかに結構ミーハーだから、出ていてもおかしくない・・・どこに出てた?と気になってしまったのだけど、木村ツヨシさんいう同姓同名の俳優さんらしい。
ちょっとびっくりよ。

電車男とエルメスさんの行く末についてもひとつ。

ヤフーニュースで、今でも2人が仲良く付き合っているらしいという記事を読みました。結婚するのかな。
他人事ながらそれでいいのかなーと心配になる。
エルメスさんは将来、優雅でエレガントな海外旅行ができるパートナーのほうが、充実するんじゃないかしら・・・なんて。

いや、でも、本(ログ)の印象では、エルメスさんは素晴らしいコーチングの才能があるようだったので、電車男さんを自分好みにきっちり指導してるかも。
大丈夫だな。うん。

夏にはドラマも放送されるんでしょう?
よし、こっちも見よう!


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2005.06.08

妊娠でダイエット?!⑫ ダイエットはポジティブだ

今日は、緊急更新。どうしても書きたくて。

最近、妊娠中のダイエットはよくないと警鐘をならすニュースをよくみる。

痩せすぎ妊婦は、低体重児を産む確率が高いとか。
妊娠中にダイエットして栄養不足になり、赤ちゃんによくないとか。
今日も、ダイエット中の妊婦が産んだ赤ちゃんは、かえって肥満に育つとでていた。

私の感想は2つ。

1つは、そうそう、赤ちゃんのことを考えないのはダメだよね!ということ。

太りすぎは、難産になってよくないし、妊娠中毒症になる恐れもある。
かといって、低体重児を産むのもよくない。
ちゃんとバランスを考えよう。
それに、検診のときに赤ちゃんの想定体重を教えてもらえるでしょう?
平均的に育っているかを確認しながら、食事していこう。
産婦人科の定期健診を大切に。

栄養不足になってる妊婦というのは、偏食が激しいってことでしょうか。
つわりの時ならいざしらず、安定期に入ったら、自分の体や、赤ちゃんにいいものを、たくさん食べないとね。いろんな種類をちょっとづつがオススメです。一汁多菜。1日3食。

あと、量はたくさん食べていいんですよ。
たくさん食べても太らない、からだにいいものっていっぱいある。
カツサンド一切れのランチより、
子持ちししゃも、海草サラダ、煮豆、こうや豆腐、青菜おひたしというランチ。(よく食べました)
量はいっぱいあるけど、カツサンドより体にいいし、太らないよ。
余分な贅肉にならないんだよ。

だから、ニュースになっている警鐘は真摯に受け止め、参考にしよう。

思ったことの2つ目。
それは、ダイエットって言葉が世の中ではまだまだネガティブな意味しかないんだなということでした。

ニュースを読んでても、ダイエット=極端に食べない、極端な偏食という前提なのですね。
だから、妊婦がダイエットなどしちゃあイカン!となる。

昔は私もダイエットって、食事の量を減らしたり、丸一日りんごしか食わんとか、そういうものだと思ってました。
でも「食べてキレイ」を読んで変わった。
健康を維持するものはしっかりたくさん食べて、余分なものを食べ過ぎないっていうのが大切なんだと思う。

だって、健康を維持したり、消費エネルギー以上に食べ過ぎるから、太るんでしょう?
必要以上というのはよくないのだ、何につけ。

だから私の考えるダイエットとは、健康な体を維持するための食生活のこと。
太りすぎて成人病になることなく、偏って栄養失調になることなく、毎日を快活に過ごせる体をつくる食事のこと。

それが妊娠中なら、自分と赤ちゃんのための健康的な食生活のこと。

妊娠してから急に太ってしまって、産婦人科で体重をコントロールしなさいと注意され、とはいうもののどうしたらいいのか?食べないのは赤ちゃんに悪そうだし、食べたら太りそうだし・・・・そんな悩める妊婦のために、このブログは更新しています。


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2005.06.06

妊娠でダイエット?!⑪ 体重増加を計画的に

すっかり定期連載になってしまいました。どうも、このシリーズ目当ての人が結構いるようなのです。

今日は、体重増加を計画しようです。
妊娠中は体重が増えて当たり前。でも自然にまかせていると、ついつい太りすぎになってしまう。
どれぐらい増えたらいいのかを具体的に考え、実際の体重増加をチェックすることで自己管理していきましょう。

妊娠したらまず、どれぐらい太っていいのか産婦人科医に相談します。
標準的には、プラス8kgと言われています。
わたしはもとがもとだったので、プラス6kgと言われましたけどね。フン。
今日は8kg増を目標とした場合で話を進めましょう。

おなかがバーンと出てくるのは、妊娠7ヶ月ぐらいからです。
体重もこのころから増加しやすくなります。
トータル8kg太ってよいと言っても、急激に太るのはいけません。
妊娠中毒症になります。
1ヶ月1kgが理想的です。

となると、妊娠7ヶ月~臨月までで4kg増。
臨月の頃は太りやすいので、1kgおまけして、妊娠7ヶ月以降に5kgは太ると考えておきます。
そうやって逆算すると、妊娠6ヶ月で3kg増までに抑えないと後が苦しいということに。
毎日体重計にのって、自分の体重増加が計画の範囲内であるかどうか確認しましょう。
母子手帳に体重増加グラフがあるので、目標値に印をつけてから記入をするといいです。

私なんかは、6kgまでしか太れないといわれたので、妊娠6ヶ月までは1kgしか太れないー!!と焦りました。何しろ私、食べづわりだったものですから。
食べてないと気持ち悪くなるのです。

さらに、妊娠6ヶ月までの、妊娠初期~中期は赤ちゃんの脳がつくられる大事な時期。
体重をやたらに増やしたくないとはいっても、ちゃんと食べないと心配です。

この時の私の体験は、また今度書きますね。

とにかく今日言いたいことは、妊娠中はいつ、どれぐらい太るのかをよく知ること。
自分の場合に当てはめて、いつ、どれぐらい太っていいか計画すること、です。

そして計画より太るペースが速くなってしまったら、今一度食生活を見直してください。
決して、一食抜くとか、極端なダイエットに走らないでください。
抜いていいのは、お菓子とアルコールだけです。
食事の基本は、過去ログを見てくださいな。


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2005.06.03

ムーミン谷のオダギリジョー

武蔵野婦人が、好きな男性のタイプをあれやこれや書いていて、とても楽しそうでした。
読んでるだけでも面白いけど、私もブログ持ち。どうせなら書こうと思ってみました。

オダギリジョー、私も好きなのです。

私はどちらかというと「ちょっとワルな感じ」の男の人にはあまり惹かれない。オダギリジョーにもあまり「ワル」な要素を見出していない。

では何がいいんだろう?どうして惹かれるんだろう?

寡黙な感じが良い、
感情を抑えたようなたたずまいが良い、
知的・・・というか、何かを知っている、大事なことだけ知っているようなところ。
読書する姿が似合うところ。
何かを秘めていそうなところ。
優しさを抱いているところ。
でも憂いがあるところ。
大きな孤独を持っているところ。
孤独を包み込む優しさがあるところ。
人生は旅。
心はいつも旅人。


実際のところは知りませんよ。
でもそんな雰囲気をかもし出しているところがいいんです。


ん???何かひっかかる。


むかーし、いたなぁ。こういう男が。
私はその男が好きだったはずだ。

中学生のころ、「好きなタイプ」と聞かれていつも答えていた、
そう、あの男。


ムーミン谷のスナフキン


思い出しましたよー!
スナフキン!

そうそう、私、ずっとスナフキンみたいな男性がタイプ!って言ってたんだった。
ルックスじゃなくて、あの雰囲気が好きだったのよね。
思い出したよ。
そーか、オダギリジョーは私のスナフキン好きの系譜だったのね。

オダギリジョーって、スナフキンの着ているモスグリーンのマントみたいなやつ、似合いそうだし。(帽子はかぶらなくてよい。)
思い出したら、ますますオダギリジョーが気になってきた。

どうでしょう?


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2005.06.01

「トリアングル」俵万智 (短歌編)

昨日に続き、トリアングル。
「歌物語」という試みそのものにも書いておく。
作中に突然、短歌があらわれても、私はそんなに違和感はない。劇中で、突然役者が歌ったり、踊ったりするミュージカルみたいなもんだと思う。
しかし、だ。
短歌を味わう楽しみは、思い切りそがれてしまった。

短歌や俳句、詩のよさは、書き手(詠み手)の意思を飛び越えて、読み手の感受性がくすぐられて、いろいろ想像する喜びにあると思う。
しかし「トリアングル」の中では、短歌が詠まれた背景がきっちり小説として書かれている。状況が説明されている。解説付というわけだ。
そんな短歌はつまらないなぁと思う。

たとえば、

明治屋に初めて二人で行きし日の苺のジャムの一瓶終わる

という短歌。

この歌は短歌集「チョコレート革命」にも出てきたし、「トリアングル」の作中歌としても出てくる。

短歌として鑑賞するならば、
二人というのは恋人だろうか、苺ジャムが一瓶終わったあとに、二人の関係も終わったのだろうか?それとも新しい一瓶を買いに行くのだろうか?そもそも苺ジャムが一瓶終わるにはどれぐらいの月日がたったのだろうか?苺ジャムというと、朝かブランチのトーストだよな・・。つまり、何回も一緒に朝を迎えたということだよな・・・。苺ジャムが二人で食べる朝食の隠喩だから作者にとっては特別な感慨があるのだろう・・などと思いめぐらす。

しかし、「トリアングル」にて、苺ジャム(銘柄はボンヌママンだそうです)はその後何回も買い足され、8年も買い続けていることが明らかにされちゃうし、週に2~3回は一緒に朝ごはんを食べていることも明らかにされる。
ああ、そうですか。はっきりされちゃうと、どうもつまらない。


飛行機の窓から見下ろす東京の夜は全部がディズニーランド

これも歌だけならば、東京に着陸する飛行機なのか、離陸したばかりの飛行機なのかわからない。ディズニーランドというのは、ワクワク・ドキドキ、楽しいことの代名詞として使われたのか、詠み手の淋しい心情との対比なのか判然としない。だからこそ、受け取り手によって解釈が違って面白い。
しかし「トリアングル」に、東京に着陸する飛行機で、主人公は淋しい気持ちでいっぱいなのだと書いてある。ご親切に、どうもありがとう。
(私も相当嫌味な人間だ)

もちろん、視点が斬新で、思わず感嘆してしまう歌もありました。

芽キャベツのような夢だね未完熟の言葉に宿る芯のまぶしさ

これはとても好き。小説の中にあっても、輝いている歌だと思ったよ。


歌物語という試みに、ちょっと意地の悪い批評をしてしまったけど、新しい試み(この場合、古くて新しいというべきか)は良いことだと思う。結局、次回作も待つ。

「トリアングル」俵万智

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