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2005.07.22

嫌悪する心が美を育む

伊丹十三のエッセイ「ヨーロッパ退屈日記」をナナメ読みする。

美意識とは、結局、何を嫌悪するかの集大成。
という部分にハッとする。


私は今まで、面白おかしいことを考えるのが大好きだった。
日常の中に面白いことを見つけ、友達に話して笑ったり、ひとりで思い出し笑いしたり。

でも美しくなるためには、美しいもの、美しいことを考えることが大切なんだと、安野モヨコさんの「美人画報」を読んで改心したのが昨年。

しかし、美しさについて考えるだけではダメなのだ。


常々不思議だったことに、美人は美人同士、集まるのはどうしてなのかということがある。
類は友を呼ぶのはどうしてなのかということだった。

やっとわかったんだけど、彼女たちは、嫌悪することが同じで、同じ美意識と嗅覚を持つから、いっしょにいて快適なのだろう。

周囲の状況を顧みず、大騒ぎしている集団が嫌い。
足を揃えずに座る女性を見ていられない。
はげかけたマニキュアを憎んでいる。
手で覆うことなくアクビをする女性が許せない。
などなど。

自分たちの美意識から外れるようなことを絶対にしない人間とだけ、いっしょに行動し友人になる。
結果的に、友人は美しい人ばかりになるのだ。
美しさというのは、顔の作りばかりでなく、しぐさや行動、態度にあらわれて、年齢とともに蓄積されていくものなので、強い美意識を持ち、いろいろなことを嫌悪し、自分に厳しくある人は、美しいのだ。


私も、美しさに憧れたり、感嘆しているばかりでは、駄目だと思った。
もっと嫌悪しよう。
蚊にさされたよう~~~と、ボリボリ足を掻いてしまう自分を。
玄関に脱ぎっぱなしの揃えていない靴を。
猫背気味でパソコンに向かう今の姿勢を。

もっと嫌悪しよう。
嫌悪する心が美を育てる。

ドラマ「電車男」を見て、伊東美咲の鼻筋はキレイだなぁと感嘆するのもよい。
しかしそれだけで終わっては駄目だ。
美を育てるには、嫌悪すること。
自分の低い鼻を嫌悪するのではなくて、小鼻の手入れを怠っていないか、鼻毛が見え隠れするような状態になっていないか、嫌悪するのだ。

美しいもので心を満たし、美しくないことを憎め。

自分を律してくれるのは、憧れよりも、憎しみかもしれないな・・・。

(あ、今わたし、フォースの暗黒面に落ちたのかも。)
↑スターウォーズ!!!


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Comments

今日の内容、すごく「なるほど!」と思いました。
そうか、そういうことだったのですねー。
すごく腑に落ちました。
そして反省しました。
今からでも遅くないかなあ。ずぼらに育ってきたわたしでも。若いころって素材が勝負だけど、30以降って中身が外見にでてきますよね。がんばらなくっちゃ!

Posted by: ちえ | 2005.07.22 at 05:41 PM

ちえさん、こんばんわ~!

今からでも遅くない、ない!そう思わないと私もやってられないし。
これから私は美のダースベイダーとなって、いろんなことを「ま、いっか~」と思わず、嫌悪パワーを発揮して、自分に厳しくできるだけ丁寧に生活していこうと思うよ。
頑張ります!!

Posted by: Nolly Chang | 2005.07.26 at 11:18 PM

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