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2006.03.19

「功名が辻」第11回 2人の妻

第11回「仏法の敵」を見る。

ついに信長、比叡山を攻める。
生きるものなからしめん、という非情をもって攻め入る。

これに対する2人の妻の態度が今日の一番の印象。
信長の妻・お濃は
「旦那様のしたことは人の道から外れております」と信長を責めた。
一豊の妻・千代は
「旦那様が地獄に落ちるなら私もついていきます」と一豊を受け入れ、慰めた。


お濃と千代。
妻としてはどちらが正しい行動なのだろうか。


私は千代だと思う。


お濃の気持ちもよくわかる。
家臣たちが信長を恐れて何もいえないのかもしれないから(光秀は抗議したけど)、ここは妻である自分こそ、夫を正さねばならないと思ったのだろう。

だがしかし-
神を畏れず、僧侶も女も子供も皆殺す、非情を決断した男と、従った男。
どちらも地獄を見た。
自分のしたことの恐ろしさぐらいわかっているのだ。
しかしそうしなければならなかった男たち。

そんな夫を、まずは受け止めることが必要ではないだろうか。
あなたが妻ならば。

仕事にはつらい決断を迫られるときが必ずある。
自分の個人的な感情に反する決断をしなければならないときもある。

まずは一度その決断をした夫を受け止めよう。
問うてみるのはその後でもいい。
「そうするより仕方ないなら、しょうがないわね」
・・・「本当にそれしか方法がないのよね?」
「アナタがそうしたいのなら、するべきなのよ。」
・・・「本当にそうしたいと思ってるのよね?」


お濃に責められた信長は孤独を感じ、
千代に手を握られ励まされた一豊は震えがとまった。


最後についでだから比叡山を攻めるということの是非についてもちょっと考えてみたい。
女・子供も皆殺しというのは非人道的で許せないけれど、
広く世界の歴史においても、政治家と宗教勢力の権力争いというのはある。
血を流す争いが何度もあった。
だから信長を極悪人として扱うことはできないとも思う。
天下取りのために倒すべきは諸国大名だけでなく、宗教勢力も含まれていたのだから、いずれ刃を向けなければならない相手だったのだろう。
でも言わば「宣伝効果」のために小さな子供まで殺すことは、私は憎んでしまうけど・・。


「あなたは間違っています」
そうやって人を裁くことは簡単だけど、裁くことが、いいことなのか。
難しい・・・。


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Comments

TB とコメントありがとうございました。
今回は内容も重く見ごたえもありましたね。

今、いくつか他の記事を読まさせていただきましたが、真夜中になってしまいましたので、またゆっくり来てみます。

私の方にも、また、お立ち寄りください。

Posted by: kiriy | 2006.03.20 at 02:01 AM

なるほどー
妻たるもの、ダンナさまを支えるべきですね
このごろダンナの行動にキレてばかりだったので
ダンナの行動を理解するよう努力しなくてはと
すこし、思いました

Posted by: みほまる | 2006.03.22 at 06:34 PM

kiriyさん、こんばんわ。あっという間に週末。「功名が辻」楽しみですね~。

みほまるさん、こんばんわ。
ダンナの行動にキレてますか!うちもそういうことアルアルですよ~。
みほまるさんのご主人は「功名が辻」一緒にみてるの?

Posted by: Nolly Chang | 2006.03.25 at 01:50 AM

Nolly Chang さん

コメントありがとうございます。
今後もよろしくお願いします。

非常に的確なご意見だなぁ~と拝読させていただいておりました。

ちょっと人見知りでコメントできず申し訳ありませんでした。(笑)

やっぱり濃と千代だったら千代ですよね。
私も同感です!

歴史に限らず、多角的に物事を見る目、そして判断できるようになればと思っております。


また語り合いましょう!

Posted by: 「感動創造」 | 2006.03.25 at 05:39 AM

一緒にみてますよー
時代劇は好きじゃないらしいけど
舘ひろしが気になるから見ているみたいです

Posted by: みほまる | 2006.03.27 at 01:09 PM

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