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2006.05.29

「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎

こんな読後感のミステリーもあるんだなぁと思った。

こんなってどんなよ?

そうねぇ・・。


2年前と現在が交互に描かれる小説は
明らかに不穏で嫌な気配が漂っている。

暴力の陰、死の気配。


とてつもなく悪いことがおきそうな予感。


実際に悪いことは起きた。


でも、どこかさっぱりと、
晴れやかな読後感。

ブータンも河崎も、あたしは大好きだ。


追記:
北村薫の「リセット」をあわせて読むと、より前向きな気持ちになれるかも。

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「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎

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2006.05.24

「覆面作家の夢の家」北村薫

本読み日記。

北村薫の小説は、いつもあまり「極悪人」は出てこない。
類型的な犯罪者が出てこないというべきか。

時々登場するのが、暗黒で、邪悪な心をもった人。
または刑法では裁けない、だけど、よくない人。


今回私はハッとさせられた。


「覆面作家」シリーズは、謎解きであり、同時にラブコメでもある、楽しいシリーズなんだけれど・・・。
この本に納められたある短編にドキリとした。

謎解きを楽しみにしている未読の方のために人の名前を伏せて引用する。


覆面作家こと千秋さんが言う。

「Aさんが、Bさんの立場になれる人だったら、こんな事件は起きてなかったろうな。」

「Cさんも、Bさんも、両方とも無事だったろう。でも、Aさんはそんなこと、一瞬も考えないだろうな。ただ驚き、怒鳴るだけだ。自分の人生を、Bさんが目茶目茶にしたと思うだろうな。」


Aさんは刑法ではまったく裁かれない。

Aさんは、ただ正論でものをいい、ばっさりと割り切って生きる人で、人の心に寄り添わない。切って捨ててしまう。
話は簡単、たいしたことではない、と言い捨ててしまう。


・・・・・・私もAさんタイプじゃなかろうか。

そんなことでクヨクヨしてどうするの?
あなたが悩むべきことじゃないわ。
あなたが悪いわけじゃないでしょう。
もっと割り切って生きていかないと。
さあこの話はこれでおしまい、
次、いってみよー!

ってな具合。

言ってそうだよなー私。


でも、人間の心はそんなにデジタルに切り替われない。
割り切れず、背負ってしまう人のほうが多い。
背負い疲れてつぶれてしまう人も多い。


私は本当は、その心の荷物をいっしょに背負ってあげるような接し方をすべきなんだろう。


相手の気持ちをよく理解して、心に寄り添ってあげるべきなんだろう。

世の中にはたくさんの犯罪があって、手を下した者だけが犯罪者として裁かれるけれども、その人たちの心に寄り添ってあげられる人がいれば、彼らも犯罪を起こさなくて済んだのかもしれない。

世の中には自殺してしまう人もいるけれど、もし心寄り添うように接してくれる人がいれば、彼らは自殺しなくて済んだかもしれない。

北村薫は、人の心に寄り添わず他人を追い詰めてしまう、罪には問われぬが情の無い人を、この本のなかで注意深く責めていると思った。


私は責められていると感じた。

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「覆面作家の夢の家」北村薫


***追記***

リョースケと千秋さんの関係についても見事に「オチ」がついてます。
お楽しみに!

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2006.05.20

ほたるいかが旨い

ほたるいかを酢味噌につけて食べた。
ん~~~~~~んまい!!


スーパーで1パック300円で買ってきた。
イカのぬるり、もっちりとした食感と、ワタの深みのある独特の味わい、磯の味、イカの全てが一口で食べられるホタルイカはえらい。


あー日本酒だよ。
(と心から思ったけど、育児もあるのでお茶を飲んでいた。もったいないよなぁ)

夫が残したら、次の日に煮付けにしようと思っていたんだけど、
帰宅した夫は「うまーい♪」と言って、全部たいらげてしまった。
仕方ないね、美味しいから。

ほたるいか。
出回るのは5月いっぱいぐらいじゃなかろうか。
まだ食していない人は、是非食べてください。
お酒好きな人なら、絶対気に入ると思います。

私もあと1回ぐらい食べたいな。
そのときはお酒も一緒に。


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2006.05.19

スラバーがいっぱい♪

スラバー、それはお酢が大好きな人。酢Lover。

と、勝手に命名したものの、なかなかお仲間がいないのね・・と思っていましたが、最近スラバーが増殖中です。


ランチの時にお酢をかけて食べていると、「私もお酢が大好きなの」と、カミングアウトしてくる人が増えてきました。
炒め物には当然お酢。
揚げ物にはレモンのかわりにお酢。
中華スープにもお酢をたすと美味しい。
ギョーザはお酢とラー油だけでもいい。
鶏肉を軽く焼いて、お酢で蒸し焼きにすると美味しい。
お酢のドリンクは・・・・

などなどお酢談義に花が咲く。

そして、驚くべきことに、私以外のスラバーの女性は、みんな美人なんだよ!!

なんでだ?

お酢を愛用しても、愛飲しても、顔の造詣までは変わらないけれど、
せめて彼女たちのように、健康的で、肌が綺麗で、しなやかなボディの女性になれますよーに。


酢の物が美味しい季節ですねぇ。

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2006.05.18

更新したい

久々のモブログ。最近ココログが重くて更新できないんだもん。
早く改善してほしい!

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2006.05.16

旅するご飯粒

家で素足でペタペタ歩いていると、足の裏に何かがくっつく。
はて?何だろう?と足の裏を見てみると、たいていは干からびたご飯粒だ。
スリッパを履いていたら、何故かスリッパが床から離れにくい。何かがベタっとしている感じ。
裏返してみてみると、まだ柔らかいご飯粒がスリッパの裏でつぶれている。


ちなみにそこはダイニングでも、キッチンでもない。

寝室であったり、洗濯機置き場の前だったりする。


トイレ掃除をしていたら、トイレの床にご飯粒があったこともある。


これはどういうことか。


実は時々気分をかえようと思って、洗濯機置き場の前や、トイレでご飯食べてるんです~


なんてことは断じてない。

子供ですよ、子供。


ご飯を食べるのがまだまだ上手く出来ないけど、頑張って自分で食べている娘たち。
1歳の子にはエプロンをつけているし、
食事の後には口のまわりを拭き取ってきれいにもしているけれど、
どこかについてるんだなー、ご飯粒が。

ひじや袖についていたり、ご飯を落としてズボンのどこかについていたり。

たまたま私が気がつかないでそのままにしてしまい、子供たちはご飯のあと部屋で遊んだり、トイレにいったり、お風呂に入ったりする。

そしてポロッっと落ちるんだなぁー
粘着力が弱まってきたご飯が。

早い段階で踏んづけると、ベチョーっとし、
かなりたってから踏んづけると干からびて硬い。


子育て1年生の頃は、うんざりしていたけれど、
最近はもう慣れっこ。


ご飯粒よ、今日はこんなところまで旅してきたのかい?と、
思うことにしています。


夕方、玄関で干からびたご飯粒を見つけた。
多分、朝ごはんのときに子供の洋服にくっついて、玄関でぽろっと落ちたんだろうな。

このご飯粒がもうちょっと根性があれば、玄関から出て、外の世界まで旅が出来たのにねえ。
残念だねぇ。
外に出てから落っこちたら、すずめに食べてもらえたかもしれないのにさ。
次は根性出して、外までひっついてな。


今日も我が家のご飯の一部は、胃におさまらずに、旅に出ているようです。
掃除機をかけると、力尽きて旅を続けられなくなり、そのまま干からびてしまったご飯粒たちがいい音をたてて吸い込まれていきます。

もののあはれを感じます。 嘘です。

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2006.05.13

「チョコレートコスモス」恩田陸

面白すぎて一気読み。

演劇鑑賞大好き♪な私ですが、子供が産まれてからはなかなか観にいけません・・・。
でもこの本「チョコレートコスモス」で久々に芝居を堪能しました!


この本、小説版「ガラスの仮面」なんです。


演劇界に突然あらわれた天性の女優、北島マヤ・・じゃなかった、佐々木飛鳥。


そして俳優一家に生まれ、新進女優にしてベテラン女優であり、演劇界の期待の星である、姫川亜弓・・・じゃなかった、東響子。多分、これ松たか子ですよ。


現実の演劇界でひっぱりだこの松たか子と、北島マヤの競演、
どう?観てみたくない??

物語はこの2人を軸に、演劇の担い手たち-脚本家・演出家・俳優-をからめて回り始めます。


この本のすごいところは、あたかも自分も演劇関係者になったような気持ちで、芝居を観ているような錯覚に陥るところ。


この本1冊読了すると、
学生演劇サークルの旗揚げ公演を2回鑑賞し、
サキの「開いた窓」を4回鑑賞し、
テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の列車」を4回鑑賞しとことになります。


しかも「開いた窓」「欲望という名の列車」は、
森光子バージョン、
山口紗弥香バージョン(かな~~?)
寺島しのぶバージョン、
北島マヤ(飛鳥)バージョンと、
4パターンを鑑賞できるのです。


そして最後、松たか子と北島マヤの競演は本当に息が詰まる。


演劇ってこんなにもスリリングだったのね!!
月影先生!!

他にもどう考えても野田秀樹と思われる人物との絡みも面白く、芝居をつくっていく過程まで楽しめます。

ガラスの仮面ファンにはたまらないようなシーンも満載。
「今すぐ、風になってみろ!」なんつー部分もヨダレものです。
それにちゃんと“仮面”も出てきますよ。

「ガラスの仮面」ファン、
演劇ファン、
演劇に興味のある人、
演劇観てみたいけどなかなかいけない人、
松たか子好きな人、
絶対読んで欲しい。


読むというより、「観た」気がしてしまう舞台感覚を体感してほしい。

舞台がいかにスリリングな場所であるか味わってほしい。

 
今夜は眠れないよ。


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「チョコレートコスモス」恩田陸


「ガラスの仮面」

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2006.05.10

雑誌「InRed」の大人ガール

InRedっていう雑誌、知ってましたか?
私は知ってはいたけど、20代前半ぐらいの女の子向け雑誌かな~と思ってた。
non-noより大人っぽく、モード系だけど、トンガッってない・・・というぐらいの印象。

でも大間違い。
実は30代女性向けの雑誌でした!!
・・・て、皆さんは当たり前のように知ってたかもしれないけど。


内容を確かめもせず、表紙の印象だけで、
「あ~若い女の子向けの雑誌だな」と、思っていました、私。
ごめんなさい。


表紙を飾るカバーガールの服の印象や、見出しの印象でね。
そのうえ、会社の未婚の20代の女の子が読んでたから、あぁやっぱり、InRedは私が読むような雑誌じゃないと敬遠していたのですよ。


ところが友人からInRedは30代向けだよー!と教えられて、びっくり。
早速チェックしてみると、

今月号はりょうが表紙。
りょうは30代。
しかも、出産後初めてのグラビアで、生後8ヶ月の赤ちゃんとのコラボ!

他にも、赤ちゃんといっしょのモデルのファッション&ライフスタイルページもあった。

すごい、思いっきり30代のママ世代を意識した作りです。

ただ、他の30代ママむけ雑誌とは決定的に違う点がある。


それは、30代で子供がいても、「私は大人の女の子」っていう“1人称”で語られる価値観。

「VERY」は幸せで裕福な“奥様”。若々しくオシャレな“ママ”。
「LEE」も感じのいい“ママ”や”奥さん”。
「Saita」もそんな感じ。
「素敵な奥さん」にいたっては、まさに堅実で賢い奥さん。

○○さんの奥さん、△△ちゃんのママ、として、いかに綺麗であるべきか、いかに健康的であるべきか、いかに堅実であるべきかという提案みっちりの紙面づくりなんだよね。


比べて「InRed」は、結婚しても子供を産んでも、私は私。
いつまでもガール、いつまでも乙女。
というポリシーみたい。

巻頭のりょうのグラビア&インタビューも、子供は好きだけど、ママっぽくなりたくないような話だった。
写真も母親になった優しげな写真ではなくて、怒った少年のように撮った写真が一番気に入っているという。

私は「VERY」で紹介しているような品のあるスタイルのほうが好きなんだけど、確かに今、「30代・2児の母」としてのきちんと感を念頭において洋服選びしてる。
でも今一度、「子供を産んだ30代の女の子」としてファッションを楽しむのもアリかも。


休日ファッションをもっと楽しんでみたい!

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2006.05.08

「功名が辻」第18回 リアルな自分でいくしかない

久々の「功名が辻」記事の更新。

第18回「秀吉謀反」

松永弾正久秀を説得する役目を与えられた一豊だが、ツメが甘い。
一豊の失敗のせいで、信貴山焼き討ち・皆殺しが行われ、一豊自身も女子供に槍を向けなくてはならなくなる。

厳しいよね・・・。
秀吉がいうように「槍を振り回すばかりの男はもういらない」のですよ。
出世して<管理職>になりたいのなら、頭がよくて、組織の将来まで考えて行動できるようでなくてはならないのよね・・。

一豊は自身の判断ミスが、どんな悲惨な結果を招いたか、自身の手で知ることになる。


確かに出世すればするほど、判断・決断すべき事項にともなう結果や責任は重大になる。
誤った判断やツメの甘さは、とんでもない損失となって跳ね返ってくるんだろう。

一豊もさすがに打ちひしがれていました。


そんな一豊を叱咤し、励ましていく親代わりの部下・吉兵衛。
自信を失い喪失感いっぱいの一豊を明るく迎える千代。
暖かい家庭があるというのは最高の癒しですね~。

それにしても吉兵衛(=武田鉄也・金八先生)、千代(=仲間由紀恵・ごくせんのヤンクミ)に励まされたり諭されている一豊が、本当に出来の悪い生徒に見えてしまうのは、演出の狙いどおりなのでしょうか?

さておき、金八先生もヤンクミも、一豊に「もっとしっかり勉強して頭よくなれよ」とは決して言わないところが、さすが伝説の教師です。

その人にはその人のキャラがあるからね。

自分の持ち味を活かし伸ばしていくことでしか、最後は生き延びれないの。


実直な人間は、その実直さを大切に、生きていくことでしか、生き延びれない。


秀吉が、かげりのある表情で「生きていくのはつらいことですな・・・」なんて言えない様に。
光秀が、「丹波など数ヶ月で攻略します、おまかせあれ!」なんて高らかと見栄をきれないように。


大切なのは、自分の持ち味をありのままに仕事に取り組むこと。
人まねしないこと。
リアルな自分で勝負すること。
自分の持ち味の活かし方を知ること。
自分の持ち味を評価してくれる上司を見つけること。

オマケだけど、私は新入社員のころ、先輩方の営業スタイルを真似して自分もうまくやろうと頑張っていました。でも最後は自分らしさを活かした営業スタイルにたどりつかないと、続けていけない。息切れしてしまう。
さらに、誰かの真似していたら、自分が選ばれないんだってこともよくわかった。

リアルな自分を大事にすること。
リアルな自分を評価し、励ましてくれる家族や仲間をもつこと。
大事です。

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楽しかったGW

今年のGWは子供が生まれて以来、初めての楽しいGWだった!
今までは毎年、子供のどちらかが病気になっていたからね・・・。

4月というのは保育園に入園したり、進級して担任の先生が変わったり、何かと環境の変化があって、GWの頃にどっと疲れが出て病気になってしまうのかな。
だから今年も旅行の予定はまったく組まずに、<もし子供たちが元気なら>動物園に行こうとか、テーマパークに行ってみようとか、漠然と考えていただけでした。

それが嬉しい裏切り!
子供2人ともすっごく元気で、お天気も3日~6日まで東京は快晴&夏日。
絶好のお出かけ日和でしたね!


我が家はサンリオピューロランド・デビューを果たしたり、
お弁当もって動物園に行ったり、
比較的近場の大きな自然公園に行ったり、
盛りだくさんで楽しい休暇を過ごすことが出来ました~。


最終日7日は雨だったけど、おかげで1日ゆっくり自宅で休養を取れてよかったかな。


こんなに充足感のある休暇は久しぶり。
とても嬉しい。
子供たちも普段とは違う体験をして、ちょっとお姉さんになった気がする。


大げさだけど、素晴らしい日々でした。
ありがとう健康!です。

小さな子供との生活は病気の心配が絶えないけれど、たまにはこんなご褒美があるんですね!


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