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2007.03.28

「戦下のレシピ-太平洋戦争下の食を知る-」斎藤美奈子

本読み日記。


興味深いレシピ本。
んーでも、レシピ本なんて言い方でよいのかわからない。

太平洋戦争の頃、日本人は何を食べて生き延びたのか、
それを知る貴重な資料と言うべきか。


戦争中も発行され続けた数少ない婦人雑誌の料理ページを参考に、
食糧難の時代をリアルに切り取った本。


そのへんの雑草の食べ方、
これまで捨てていた部分の食べ方、
調味料の代用品の作り方、
少ない食材を皆で分け合う方法・・・。


大変だったんだなぁ・・・ということが
とても具体的にわかる。

わたしの両親は戦争中はまだ子供だったので、
お腹を空かせていた記憶のほうが鮮明だ。

しかし当時、親だった人は、
毎日子供たちに何を食べさせようか、
どうやって食料を得ようか、
ものすごく必死だったんだろうと思う。

昨年末に映画「父親たちの星条旗」を観て
勝ったアメリカでさえ、多くの戦死者が出ており、
たとえ生き残った兵士でも、
心に深い傷を負っていることを知る。

続いて「硫黄島からの手紙」を観て
アメリカに友人もいる日本兵が、
複雑な感情を押し殺して、徹底抗戦した姿をみる。

戦場で命はとても粗末に扱われる。


そして、「戦下のレシピ」は、
戦場でなくとも兵士でなくとも、
生きていくためにどれだけ大変な時代であったかを教えてくれる。


パラパラとでいいから、
是非 目を通して欲しい本。


「戦下のレシピー太平洋戦争下の食を知る-」斎藤美奈子

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Comments

戦時中の食事かあ・・
ほたるの墓でかえるを干してるシーンだけでも
もう勘弁してって感じだったんですけど
それどころじゃなかったんでしょうね。
特に南の島の戦いなんて。
やっぱり嫌だな~~戦争。

Posted by: kako | 2007.03.28 at 08:04 PM

kakoさん、こんばんは。
本当に戦争って嫌ですよ。
最近は、「戦争せざるをえない」だとか「正しい戦争」とかそーゆー論理に一生惑わされたりしないように、戦争に対する嫌悪感をより強くしたいと思ってます。でも「ほたるの墓」は2度と見たくないです。つらすぎ・・・。

Posted by: Nolly Chang | 2007.03.29 at 12:36 AM

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