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2007.04.08

本「邂逅の森」熊谷達也

マタギを題材にした小説。

舞台は大正時代の東北、貧しい村。 そして山。

描かれているのは、男、女、獣。 そして山の神。

不思議な魅力で引き込まれてしまった。
初めて知るマタギの世界。
山のしきたり、マタギの掟、山人(やまんど)の言葉。


山の神や獣(とくに熊)への畏敬の念。

生きていくために、現金収入を得るために、
冬山に入って、獣を獲るということ。
命と背中合わせの危険の中で、人間が自然と一体となって
猟をする。

生きていくこと、生き延びていくことの切実さ。


一方、人里の中で、男と女は深い業のなかに生きている。
理由あって、秋田を離れたマタギの男。
貧しさゆえに、12歳で遊郭へ売られた女。

業と、欲と。
まっすぐな気持ちと、現実と。
すべてを呑み込んで、
生きていくことは生半可なことではない。

そして、また山。

すべてをそぎ落とし、自分と対峙するマタギの男。
男の前にあらわれたのは・・・。

私にとって、そしておそらく大多数の人にとって未知の世界、
ページをめくれば、入っていけます。
どうぞマタギと邂逅してください。

「邂逅の森」 熊谷達也


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Comments

おはよー♪
うわっ、またまた読書欲をそそる一冊ですね。
私にとっても、もちろん未知の世界、
いつか入ってみますね。
今、長~~~いのにはまっているけど・・・、必ず。

Posted by: るん♪ | 2007.04.15 at 07:32 AM

るん♪さん、長~いのにハマってますか。
なんだろう~?
長編をじっくり読むのって幸せですよね。

Posted by: Nolly Chang | 2007.04.17 at 12:45 AM

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