映画「レッドクリフ Part1」
「レッドクリフ Part1」を観てきました。
いい、いい、すごく面白いです。
三国志の赤壁の戦いの映画化ということで、
興味がない人や歴史モノはまわりくどそう、と敬遠する人もいるのでしょうが、そこは全く問題なし。
歴史背景の説明など前置きはほんのわずかで、
最初からアクション!
見せ場の連続です。
ジョン・ウー監督のアクションのセンスは素晴らしい。
趙雲、関羽、張飛、それから甘興といった男たち。
彼らは猛将、智将、豪傑、英傑・・・・なんでもいい、
つまり伝説の武人を、
まさにかくあらんや、という具合にかっこよく映し出す。
たった一人で100人の敵を打ち払うようなシーンの連続。
しかも全員が、歌舞伎の花道でも通るように現れ、
疾風怒濤の活躍をみせるのだ!
敵の10本の槍を気合いひとつで跳ね返し、
背後の槍をよけたついでに敵に突き刺す。
自分に突き出された槍をそのまま奪い取り、
別の敵を刺す。
軍神のような男たちの戦いぶりを実に颯爽と見せてくれる。
一方、軍師であるトニー・レオンと金城武のツー・ショットは
涼やかで美しい。
激しさをうちに秘めた、クールな男たちだ。
トニー・レオンはもうもうオイシイ役で、ひきつけられる。
最初は、トニーって時代劇のヅラが似合わないわ~、
「花様年華」「2046」「インファナル・アフェア」のトニーのほうがよかったな、と心でぶつくさ言っていたのだけれど、
やはりトニー・レオンはトニー・レオンだ。
どんどん匂い立つような色気が出てくる。
金城武も断然いい。
実は私は、金城くんって演技はちょっと・・と思っていたのだが、
冷静でどこか優しげな軍師・諸葛孔明はとてもいい。
投げかけた視線の優しさ、揺らす扇の優雅さがよい。
ただ・・・・、金城武の声は、吹き替えではなかろうか。
金城君は中国語はもちろん堪能なはずなのだが、
どうも声が違う人もような気がする。
金城君の声はものすごく甘やかなのに、
映画の中の金城武のあやつる中国語の声はもっと厳しさのある声だ。
本当のことはよくわからないが、
私としてはあれが金城武の中国語ならそれでいいし、
吹き替えだったとしたら、それでこそ金城君のビジュアルと演技が生きたから、吹き替えでよかった!と思う。
そして、運命の鍵を握る女・小喬。
演じるリン・チーリンの美しさは、まさに絶世の美女という役柄にふさわしい。
アジア中華圏において2年連続、最も美しい30代女性に選ばれたというのはうなづける。
特別出演の中村獅童も、あいかわらずよい仕事をしている。
こんなにも役者が揃っていて、
動と静のバランスがよく、
動のシーンも、静のシーンも完成度が高けりゃ、
傑作であることは間違いない。
私はオマケに三国志やら水滸伝やらが大好きなのだから、
陶酔するような映像だった。
Part2が今から楽しみ。
最後に・・・
軍事戦略関係の言葉は無理だが、
中国語の簡単なやりとりは、はっきり聞き取れた。
うれしくなりました。



Comments
こんばんは。
面白かったです。
part2が楽しみですね。
>ただ・・・・、金城武の声は、吹き替えではなかろうか。
金城武だけではなく、メインキャストは殆ど吹き替えだと思います。
元々香港映画は役者と声は別人が演じるという伝統があり、80年代ごろまでの映画はほぼ全て吹き替えです。
(成龍の生声を初めて聞いた時は映画と違いすぎてショックでした)
今は本人が演じている場合も多いですが、主要言語だけでも北京語、広東語をはじめ複数あるという中国ならではの事情のため、現在でも吹き替えは珍しくない様です。
Posted by: ノラネコ | 2008.11.24 at 01:09 AM
ノラネコさん、こんばんは。
やっぱり金城くんは吹き替えでしたか・・・ってメインキャストはほとんど吹き替えとは!
勉強になりました~。
Part2も楽しみですね。
Posted by: Nolly Chang | 2008.11.24 at 09:13 PM