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2009.06.04

TVドラマ「アイシテル」第8話

相変わらず、ワンセグで観ました。このドラマ。


加害者の9歳の少年・智也は、
毎週お父さんとキャッチボールしていて自分より上手な清貴くんに嫉妬し、
毎日「おかえり」といってギューしてくれるお母さんがいる清貴くんに嫉妬し、
さらに自分の母親を否定されたことに怒って、
衝動的に殺害してしまったらしい。


そんなんが、最初の審判に日に明らかになるのですが・・・。


作り手側は明らかに智也と両親(稲森いずみと山本太郎)に同情を寄せさせようとしているのですが、
ものすごい違和感!


稲森いずみ演じる母親、たしかに苦悩でいっぱいで可哀そうで、
みてると泣けてきちゃう。

でも、
「きっかけはトイレに行きたかった清貴君を助けようとしたのね」
「お母さんのことを悪く言われたから、お母さんのためにしたことだったんだね」
などと、
“智也はやさしい子なんだ”
という感想ばかり。

いいのか?それで?

智也が猟奇殺人に興味があったとか、
破滅願望があったとか、
そうゆう殺害動機じゃなくてほっとしたのかもしれないけれど。


なんだか稲森いずみ的には、清貴君殺害はすっかり「事故」みたいな扱いで、
智也が帰ってきて、家族でまた暮らせる日のことばかり考えてる気がする。

それって違うだろう?


智也はたとえ家族のことを悪く言われても、
大切なグローブを投げつけられても、
年下の清貴くんに暴力をふるったり、まして殺害してはいけない。

智也は取り返しのつかないことをした、
それをきっちり伝えなければいけないのは、
家庭裁判所でなく、親のすることだ。

そのうえで、親として智也を一生見捨てず、
智也の更生に尽力するのが仕事なのだ。

なのに、「智也は本当はいい子。ママはわかってる」みたいなセリフは、
自分への慰めでしかない。
今いうべき言葉じゃない。

智也のほうが、わかってきている。

最初は、「あの子が悪いんだ・・・」と言っていたのに、
審判の時には、「僕はあの子の言うとおり、悪い子なんだ!」と叫んだ。

智也は日誌にすべてを書いたことで、
自分がしてしまったことに、気がついたのだと思う。


清貴君殺害は、計画的犯行でもなく、
衝動的な、悲劇だったといえる。
でも、確かに幼い子供の命は、智也の手で奪われた。

それを認め、悔い、
法の裁きとは関係なく、一生心に背負っていかなくてはいけない。


母親(稲森いずみ)は、家族3人で幸せになろうとする前に、
家族3人で地獄に行く覚悟をもたなくちゃいけない。

そこまで決意しなきゃ、智也はやっぱり救われないのよ。


智也がまた母親に心を閉ざした原因は、そこなんじゃないかと思う。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

4月から自分の子供をカギっ子デビューさせたママ友と、
「みてらんなーい」とギャーギャー言いながら観ています。

前回も書いたけど、
世の中のキャッチボールしてあげてない父親、
働いている母親を、
そんなに追い詰めたいのか!といやになる。


日本テレビは、「14歳の母」とか、
衝撃的な事件を起こして、
安易な予定調和で終わるドラマが多い。

「アイシテル」が、
加害者家族・被害者家族がそれぞれ明るく再起するような終わり方したら、
うんざりだな。

過去記事:

ワンセグで観るTVドラマ「アイシテル」

ドラマ「14才の母」に望むこと

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