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2009.11.03

マイケル・ジャクソン 「THIS IS IT」

週末の夜、ダンナに子供をまかせて、映画館に駆け込んだ。
マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」を観るためだ。

週末のレイト・ショー、
400席がほぼ満席という盛況ぶり。

みんなマイケル・ジャクソンのファンなのか。
それともひとつの時代を自分の目で記録するために来ているのか。


私について言えば、
マイケル・ジャクソンの特別にファンではなかったのだが、
J-WAVEでパーソナリティも務めている俳優の別所哲也さんが絶賛しているので、観にやってきた。

俳優としてミュージカルの舞台で活躍されている別所さんに、
マイケル・ジャクソンのリハーサルがどのように映ったのか。

☆☆☆

ロンドンで今年7月に行われるはずだったコンサートのリハーサル映像は、ダンサーのオーディションから始まっていく。

みな、マイケル・ジャクソンに憧れて世界中からやってきた。

演奏・コーラス・ダンサーは最高のパフォーマーで、
視覚効果担当、衣装担当、映像担当も一流スタッフばかり。

マイケルのバックで流す映像は、まるで映画の撮影のように
手をかけて入念に撮影される。

リハーサルは何度も行われる。


私はリハーサルの現場に足を踏み入れた事はないが、
とても楽しそうだ。

ダンサーやスタッフがマイケルのパフォーマンスを楽しみ、
大喜びしている。
みんなマイケル・ジャクソンが大好きだ。

同じステージに立ったり、ステージ作りに協力できることに感激している。

マイケル・ジャクソンもそれに応えて、
ウォーミング・アップだから声量をしぼって歌うつもりが
しっかり歌ってしまったりする。
みんなが喜び、のせてくるので、つい歌いたくなってしまうらしい。

ダンサーや演奏者を励まし、彼らにも花をもたせる。
「ここは君が輝くときだ、僕がそばにいるから大丈夫」と。


リハーサルは厳しくもあり、なごやかでもある。
みんなが最高を求めている。
最高を引き出そうとしている。
いいものを作ろうとしている。
喜んでやっている。
だから雰囲気がいいのだ。


何かを創造したり、製作しようとするにあたって、
きっとこの状況は一番の理想なのだと思う。

マイケル・ジャクソンがその頂点にいる。
彼こそスターなのだ。


5年ぐらい前にテレビで「マイケル・ジャクソンの真実」という番組をみた。
マイケル・ジャクソンの奇行をあぶりだした番組だった。
整形疑惑、途方もない金遣いの荒さと借金、
ネバーランドの内側、少年への猥褻疑惑、などなど。

確かにマイケル・ジャクソンは一般的な人と比べると、
かなり変わったひとなのかもしれない。
けれど、彼は一般の人ではない。
幼少のころからスターとして生きてきた。
新しいダンス、新しい試みを世界に発信してきた。
型にとらわれず、より刺激的で美しく楽しく、素晴らしいものをみせてきた。


世の中には情報があふれている。
自分は何を選ぶのかが問われている。


今年6月25日、ロンドン公演直前に亡くなったマイケル・ジャクソン。

彼について、私が選びとった情報は、
「マイケル・ジャクソンの真実」ではなく、
記録映像「THIS IS IT」だ。


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